中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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7.ハママート・マイン

死海近くの温泉ハママート・マイン(アンマンの南西約60km)。
崖から温泉が湧き出て滝となって落ちている。






































滝の裏の洞窟にも温泉(高温)が湧き出ていて天然の蒸し風呂になっている。






















湯加減もいいし、滝に打たれて筋肉痛緩和。極楽〃。
今夏クラー頼り過ぎで冷房病?からか背筋鈍痛が続いている。(神経痛?・・・歳やな)





















もっと大きい湯滝(青矢印)もあるが、こちらはホテル宿泊者専用。
黒い山塊(赤矢印)は太古、マグマが冷えて固まった玄武岩か安山岩層と思われ節理が多数見られる。

ユダヤ王国のヘロデ大王もエルサレムから死海を渡って近くの温泉に湯治に来ていたという(BC1C)。



















この小さい湯滝は温度が65℃もあり熱過ぎ。



アフリカ大地溝帯の一部ヨルダンバレー(死海バレー)ではボーリングすれば温泉があちこちで湧き出しそうだが、そいうことはやらないみたいだ。

















6.犬猫

イスラム諸国では犬は嫌われている。
ペットとして飼われている犬を殆ど見たことがない。野良犬もいない。
ムハンマドの時代、犬は狂犬病のため汚れた動物とみなされていたことが今でも尾を引いているためらしい。

でもベドウィンは羊・山羊の遊牧のため必要不可欠の動物として飼っている。
写真は早朝、人目を避けて遊ぶベトウィンの犬たち。

















一方、ムハンマドは大の猫好きであったようで、猫は好まれている。
そのためイスラム諸国では野良猫が非常に多い。
ムハンマドの言行録はハディースといって、イスラムではコーランの次に位置する聖典で、ムハンマドと猫の心温まる逸話も載っている。

しかし、ハディースを未だ習っていないムスリムのやんちゃな子供たちにとっては野良猫は恰好のいじめ相手で、そのため常に人に怯えている。


















中東は土地柄から猫はアビシニアン(エチオピア猫)の系統が多いようだ。

写真はいずれもアカバにて。



トルコの東部ヴァン湖(海抜1,719mの塩水湖)周辺にはヴァン猫(Van cat)というのがいて、驚いたことに左右の目の色が違い泳ぎが大好きらしい。→web写真















5.ラマダン(2)
今年のラマダンは8月22日から始まって、9月19日頃終わる。
ムスリムは日の出から日没まで飲み食いは一切しないので、イフタールと呼ばれる晩餐は待ち望んだものとなる。
写真はテーブルに揃えられたイフタールを前に夕方断食明けの合図を待つレストランの客。
この時期人気のレストランでは歩道にまで客が溢れる。
この露地の奥にあるハーシェムというレストランは安くて美味しいと評判で、ヨルダン国王も訪れたという。



ヨルダンのムスリムはスンニ派が殆どでコーランの戒律遵守態度が強く、ラマダンの断食破りは見たことがない。
またラマダン中酒屋は一切(夜も)営業をしないので、ノンムスリムは1か月分買いだめておかなければならない。














合図があると一斉に食べ始める。






















店番のオジサンも歩道で一人イフタール。






















イフタールの時刻には普段は渋滞の道路にも車は殆どいなくなる。

写真はいずれもアンマンにて。



















4.ベドウィンの楽器

ラバーバ(or ケマンチェ)と呼ばれるベトウィンの素朴な弦楽器。
アムラ城にて。





















ネイと呼ばれる縦笛を吹く正装のベドウィン。
ペトラにて (Petra by Night tour)。





















ベドウィン音楽舞踊の野外パフォーマンス。(奥)
アカバにて。



ベドウィンとは関係無いがアラブ歌謡界にファイルーズ(orフェイルーズとも)というレバノンの大御所女性歌手がいる。
独特なアラブの旋律、個性的な歌声は一度聴いたら忘れられない。
世界中で愛されているらしい。














3.ヨルダンの地下資源

ヨルダンはリン鉱石を産出する。
そのリン鉱石は古代動植物化石由来で推定埋蔵量は100億トンと言われている。
写真は砂漠にある採掘場。
アカバの工場まで鉄道で運ばれ肥料用に精製され輸出される。

ヨルダンには石油資源は殆ど無い。
→シリア国境にオイルシェール(油頁岩)のかなりの埋蔵量があるが、現状では採算が合わないらしい。
















こちらは死海南東岸サーフィにある肥料用塩化カリの精製所。
死海塩田からカリ塩を採掘し精製する。
死海水位低下の原因の一つと言われている。

ヨルダンはリンもカリも世界有数の輸出国で日本向けも多い。


















塩化カリは死海から輸出港アカバまで専用トラックで運ばれる。
毎日120台が走っているとか。




















2.アジュルン

アンマンの北西約70kmにあるアジュルン。
アジュルンのシンボル、カラート・アル・ラバト(Qala'at Al-Rabad)。





















この城はサラディーンの甥が1184〜5年、十字軍に備えて造った。
付近には当時鉄鉱山もありその防衛の意味もあったという。
1260年にはモンゴル軍の攻撃を受けたが、マムルーク朝が撃退した。




















城から町を望遠で撮ったもの。






















付近は石灰岩地質でカルスト地形を成している。





















1.カメレオン

アンマンのゴルフ場付近でカメレオンと思われるトカゲ発見。
体長約30cm。
とび出た両目は別々に動く。
動作は極めて緩慢。
だが背景によって体色を素早く変える(らしい)。

















チチュウカイカメレオンと思われる。



シリアの砂漠ではサソリを見たことがある。写真は撮れなかったが。



















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