中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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5.アラビア文字・数字

アラビア語は国連公用語の一つ。
右から左に書く。
コーランの言語(唯一絶対神アッラーがムハンマドに啓示を下した言語)だからアラブ人の誇りは高い。
アルファベットは28の表音文字。組み合わせで子音が豊富で日本語にはない発音が多いが、パピプペポの発音表記はないようだ。
写真のSharpはシャーブ(bu)と読める。単語として捉え、シャープ(pu)と発音するということなのだろう。















アラビアではアラビア数字が使われていない怪!
アラビア(アラブ圏)で使われている数字は、世界的にはインド数字と呼ばれる。
我々が使う数字(アラビア数字)はインドで生まれ、アラビアを経由してヨーロッパに渡り改良・普及したのでアラビア数字と呼ばれる。
アラビアでは改良後のアラビア数字ではなくインド数字が使われている。
写真の上がアラビアで使われているインド数字、下がアラビア数字。
似ているが違う。上の・は0で、0が5。
文字と違い左から右に書かれる。
勿論人々は両方分かる。
アラビア数字に統一しないのはアラビア人のプライド??





4.ファーストフード

写真の焼いた鶏肉を削ぎ落としたものと、トマト、キャベツ等を彼が右手で持っている薄いパン(ホブス)で巻いたサンドイッチがシュワルマと呼ばれ、最もポピュラーなアラブのファーストフード。
50〜100円。早い・安い・うまい。
秋葉原に同じようなものを売る店があるが、名前は違っていた。トルコ名か?



















写真のミートボールのようなものは、ヒヨコ豆の粉と小麦粉を混ぜてフライにしたものでファラーフェルと呼ばれる。
ファーラーフェルのホブス(写真左上)サンドイッチはシュワルマより安い。




















シシタウと呼ばれる焼き鳥。
写真の屋台では3串約150円だった。
これもホブスで巻いて食べるとうまい。
メキシコ料理のファヒータに似ている。


















3.アカバ 

アカバは紅海アカバ湾に面したヨルダン唯一の港町。
人口約8万人。
アフリカ大地溝帯の一部で北端は死海・ヨルダン峡谷にまで達する。
リゾートでもあり、街は開放的な雰囲気が漂う。
しかしアラブの女性はヒジャーブ(イスラムのスカーフ)姿が多い。

アカバの北東、車で1時間には赤砂のワディ・ラム砂漠があり、砂漠ツアーが楽しめる。
北、車で2時間には有名なペトラ遺跡(世界遺産)がある。















アカバからイスラエルのエイラート市がよく見える(約10km)。
日本人には信じられないが、この辺の山々には一木一草だにない。





















赤潮が発生するため紅海(Red Sea)と呼ばれると聞いたが、アカバの海は澄んでいて、グラスボートツアーが盛ん。
下水排水規制がされている。流れ込む川はない。
真夏の最高気温は50℃に達し、年間晴天日360日、年間降水量は50mmとのこと。
写真左の旗のポールは137mあり世界最長の旗ポール。

アカバはデューティーフリーゾーンであり、酒は半額で買える。
しかしイスラムの人々の多くは酒は飲まない。














2.アンマン

ヨルダンの首都アンマンは緯度は鹿児島・宮崎の境あたりだが、丘の多い街で標高が900m程あり冬は結構寒く雪も降る。
欧米や中東産油国の資本進出が今盛んで、大型ショッピングセンターやホテルの建設ラッシュが見られる。



















アンマンのダウンタウンにある世界最大級の円形劇場遺跡。
6000人収容可能。
AD2世紀ローマ時代に建てられた。




















羊肉、鶏肉、米、ホブスと呼ばれるパンを主体にした典型的なアラブ料理。
世界三大料理のトルコ料理に近く美味しい。



















1..ダマスカス

シリアの首都ダマスカスは世界最古都市と言われ世界遺産になっている。4〜5千年前から都市として存在し、人が住み始めたのは1万年も前かららしい。
写真はウマイヤドモスクで、世界最古モスクとのこと。床全面に大理石の敷かれた大モスクには圧倒される。イスラムの前はキリスト教会であった。





















十字軍と戦ったイスラムの英雄サラディーン像。
オールドダマスカスの入り口付近に立ち、すぐ側には廟があり棺が安置されている。




















右がサラディーン(1137−1193)の棺。
サラディーンの戦いぶりはフェアで十字軍からも敬意を得ていたという。

左には立派な大理石の棺があったが誰のものかは分からなかった。
何しろアラビア語表記だけなので全くちんぷんかんぷん。
後で調べると、左の棺は1898年ドイツ皇帝ウィルヘルム2世が贈ったものだとか。
死後700年以上も経つのにサラディーンに敬意を表したものなのだろう。
















オアシス都市ダマスカスを流れるバラダ川。
夏(4月中旬から10月中旬)は殆ど雨が降らず、川は干上がる。
冬から夏の始めまで水は流れるが、郊外のシリア砂漠に消えるワジ(涸れ川)である。





















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