中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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8.芝のないゴルフ場
ヨルダン唯一のゴルフ場、アンマンにあるビシャラットゴルフコース(Bisharat Golf Course)でプレーした。
噂には聞いていたが、すごいゴルフ場だった。
プレー費は1ラウンド グリーンフィー、レンタルクラブ、キャディー(オプションで1人に1人付く)合計で約8千円。
カートがない(乗用、プルとも)のでキャディーを付けないと自分でゴルフバッグを担ぐことになる。
コースは起伏に富み、9ホールしかないので、ティーグランドを変えて2回まわる。池は無い。

アンマンのカルスト地形に無理に作ったゴルフ場。

















芝などどこにも生えていない荒野のコースなのでマットを持ち歩いてプレーする。
それでも冬には雨の降るアンマンだから周りに木は生えている。冬には多少草も生えるのだろう。
写真の白い目印がフェアウェイとラフの境とか。「内外同じだけど・・・」、でも、「ドラコンはこの内でないとダメ!」。



















グリーンにさえも芝はない。
砂を油で固めたところが”グリーン”。
グリーンではないから”ブラウン”と呼ぶ。
固め過ぎると早いし、ゆるいと遅いし、調整が難しいらしい。この日は遅過ぎ。
写真は朝7時に一番でスタートしたため、最初のホール”ブラウン”は整備中だった。


















4人が1人づつキャディを付けると8人で回ることになる。



ここはここでワイルドな興があって面白いが、ヨルダンのゴルフ愛好家がシリアの”正統な”ダマスカスのゴルフ場へわざわざ行ってプレーしたがる気持ちがよく分かる。
ヨルダンでもリゾート都市を目指すアカバでは2つのゴルフ場建設計画がある。”正統な”ゴルフ場なので完成まで10年はかかるだろうが・・・。
















7.在外選挙
在外選挙は以前は比例代表だけしか投票できなかったが、前回の参議院選挙(2007年7月)から新たに選挙区に投票できるようになり、今回の衆議院選挙も小選挙区も投票できるようになった。
在外投票期間は公示翌日の8月19日から22日まで。(日本投票8月30日)
8月21日アカバからアンマンの日本大使館まで往復9時間もかけて行って投票した。
国民の義務を果たした気がして気持ちいい。

投票された票は中東、ヨーロッパ(おそらくアフリカも)はロンドンの日本大使館に集められ日本に持ち込まれる、日本では郵送で各市区町村選挙管理委員会へ送られて開票に間に合わされる、とのこと。

写真の右が日本大使館。
内部はもとより、外部正面も警備がいてカメラ規制がされている。
左の高層ガラス張りビルは建設中のHilton HotelとCity Center。














ついでにアンマンのゴルフ場で念願のヨルダン初ゴルフ。(次回掲載)





















6.ハラバート城

ローマ時代以前から使われていたというハラバート城。






















城の内部。

スペインの支援で修復がされている。




















壁の石にはギリシャ文字が残る。





















5.アズラック城

付近で産する玄武岩で建てられたアズラック城。
交通の要衡アズラックの地に3世紀頃には建てられ、1917年にはアラビアのロレンスも使ったとのこと。





















入口は堅固な石の扉。

「イフタフヤーシムシム!」(開けゴマ)。




















城の内部。

























4.アムラ城

この城も城と呼ぶにはあまりにも小さく防備が薄い。
8世紀に建てられ、ウマイヤ朝のカリフの狩りの拠点だったとのことで、中にはサウナもある。





















壁や天井にはフレスコ画で星座図や裸婦図が残されている。
写真は円形天井の星座図。

奈良高松塚古墳(7末〜8始世紀)にも星座図がある。
両者はほぼ同時期だが、乾燥しているからこちらの方が鮮明。剥離対策は無いようだが・・・。


















イスラム遺跡で裸婦図は極めて珍しいので(?)、世界遺産になっている。

これが”裸婦”図と言われてもノンムスリムの私としては少々ガッカリだが・・・。
























世界遺産の標識。

私が今まで見た世界遺産の中ではここアムラ城(Qasr Amra)が最小。























3.ハラナ城

昨年(2008年)6月の暑い日、グループでヨルダン東部砂漠地帯にある古城巡りをした。
アンマンからバグダッドへ向かう国道周辺の砂漠に4つの古城が点在する。
タクシーかバスをチャーターしないと1日で4つ回るのは無理なので、この4城巡りはグループ旅行に限る。ガイドも雇える。

先ず最初がハラナ城。
十字軍の城との説もあるが、規模が小さく防備も薄いのでキャラバン宿だったという説が有力らしい。
















城の内部。

























2.サルト

オスマン朝時代(19〜20世紀)に建てられた黄色い石造りの家々が丘陵に残る街サルト(Salt、アンマンの北西約30km)。
アンマンが首都になる前はサルトがヨルダンの首都だった。
文化的重要性から世界遺産の候補となっているらしい。
今、日本の援助で観光開発が進められているとのこと。



















独特な建築様式の家。
博物館になるらしい。




















1.気化熱クーラー

ヨルダン アカバの夏の暑さは半端ではない。
ここの夏に活躍するのが日本では見たことは無い気化熱クーラー。(写真)





















仕組みは水を3側面のメッシュに流下させ、ドラム回転翼送風機で蒸発させ気化冷却により涼風を得る。
アカバは乾燥しているので水は気化(蒸発)し易く、冷却効果を発揮し易い。
コンプレッサーもないシンプルな構造のため、本体も安価で消費電力も低い。
欠点は本体が嵩張る(約60×70×80cm)ことと、涼風が湿気を帯びていること。

残念ながら湿度の高い日本などでは機能しないのであろう。

















モスクに設置された気化熱クーラー。



私はアカバに住んで16か月経つが、その間降雨は3回程度、それもパラパラの小雨で、合計(16か月)降雨量は精々2〜3mmであったろう。
アカバは想像を遥かに絶する寡雨地帯である。
でも稀に大雨が降ることもあり、鉄砲水が被害をもたらすという。土漠(砂漠)に鉄砲水の跡があるからよく分かる。
アカバの人口は近郊を入れて約10万人。















昨日(8月1日)暑いので真昼を避け午後4:30頃アカバのダウンタウンに行ったら温度計は46℃を表示していた。
今の時期アカバの気温は大体こんなもの。
最高気温は50℃になることもある(らしい)。





















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