中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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8.火山跡?

ダマスカス南東のシリア砂漠で見かけた連なった小火山跡のような不思議なクレーター?
ダマスカス南方には玄武岩(火山岩)の岩原もあったりするので、昔火山活動があったようだ。
ヨルダンの死海の東には温泉もある。
ダマスカス南方や死海北部はアフリカ大地溝帯の北端にあたる。
大地溝帯の外縁部には高い山や火山が生成される、とのこと。






















ダマスカス南東の火力(石油、天然ガス)発電所。





















7.ベネチア

2006年1月、旅行は続く。
アドリア海に面するイタリアのベネチア(世界遺産)は836年イスラムの侵略を受けたが撃退した。
10世紀後半からはイスラム諸国と商業条約を結んで貿易を振興し発展した。
十字軍遠征によっても発展した。

写真はサン・マルコ広場と時計塔。
ベネチアは地盤沈下もあり、満潮と強い南風が重なると広場は時々水没(水浸し)するらしい。
2008年12月1日にも南風と高潮で観測史上4番目の海水位となり広場は水没した、とニュースが伝えた。



















ゴンドラに乗ってみたかったが、寒いし、一人だしで止めた。



<News>
2009年2月21日、アカバマラソン”優勝”トロフィー授与される。Please click→アカバマラソン

















1月のベネチアは寒い。






















ゴンドラの船頭も客も寒そう。





















6.バルセロナ

バルセロナの街頭で大道芸人がコンチネンタル・タンゴを踊っていた。

スペイン北東部カタルーニャ地方にあるバルセロナはカタルーニャ語のため、駅等での表示がマドリードとは異なっている。折角マドリードで覚えた「salida=出口」が別の語で戸惑った。




















世界遺産のサグラダ・ファミリア(聖家族)教会。
スペインの建築家ガウディの設計で1882年着工され現在も工事が続いている。

























120年以上も工事が続いているとは・・・。






















バルセロナの港に立つコロンブス像は西(アメリカ大陸)を指さしていた。
彼はイタリア人だがスペインイサベル女王の支援により西回りでインドを目指し、1492年現在のバハマ諸島に到着した。

























立派な凱旋門があった。
1888年万国博の時に建てられたのだとか。





















バルセロナの果物屋。





















5.トレド

西ゴート王国の首都だったトレド。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の建築様式が残されているとして世界遺産になっている。
旧市街は城壁に囲まれていて町全体が博物館状態。
写真はその入口。



















城壁。






















ゴシックとイスラムの建築様式を融合させたムデハル様式と呼ばれるサン・フアン・デ・レイエス教会。
レコンキスタを完成させたイサベル女王が建てた。



<Good? News>
昨年12月開催のアカバマラソンで私は部門(ハーフ男55歳以上)1位だったことが判明。←公式発表遅過ぎ。
タイムは、2時間3分16秒だった。これで1位とはレベル低過ぎ。
部門1位の賞品トロフィーは後日ゲット予定。(*^^)v











4.マドリード
2006年1月、シリアからイスラムと関係の深いスペインへ旅行した。
首都マドリードの名はアラビア語のマジュリート(水の源)が語源とか。
661年四代目カリフ アリーが暗殺されたのを機に、ダマスカスに起こったイスラム王朝ウマイヤ朝は、711年には北アフリカからジブラルタル海峡を越えて西ゴート王国(スペイン)に侵入し、これを征服した。
キリスト教勢力はイベリア半島をイスラムから奪還すべく、レコンキスタ(国土回復運動 718〜1492年)を起こした。
双方攻略を繰り返し、1492年800年近くかかってスペイン王国がイスラムの最後の拠点グラナダを陥落させた。

写真はマドリード王宮、元はウマイヤ朝の宮殿があった。














2006年はユーロ高で、マドリードのExchangeでは1ユーロ180円位のところもあり、スペインの物価は東京よりも高く感じた。
2007年の一人当たりGDP世界ランキングを見ると、スペインは25位で日本の23位といい勝負。
日本はかつては3位だったこともある(1989、1993〜1996、2000年)のに、2007年が円安ユーロ高とは言え23位まで落ちるとは・・・。
因みにアジアの国ではシンガポール(22位)に抜かれている。中東諸国ではカタール(3位)、UAE(14位)、クウェート(16位)が日本より上。
一人当たりGDP購買力平価(PPP:Perchasing Power Parity)で見ると、日本の最高位は6位(1992、1993年)。
2009年は円高だから日本はいずれの指数とも大きく順位を挽回するだろうが・・・。

写真はマドリードにあるドン・キホーテとサンチョ・パンサの像。















マドリードのプラド美術館にある教科書でお馴染みゴヤ作「裸のマハ」。
世界屈指の絵画展示を誇る同美術館は写真撮影可。
宗教画も多い。聖書ストーリーをある程度理解していると、画家が描く聖書のシーンとはどんなものかと非常に興味が湧く。

ピカソの「ゲルニカ」があるマドリードのソフィア王妃芸術センターは写真撮影不可だった。
















3.日本人観
中東で東洋人は子供達から「アリババ」とか「チンチョンチャン」とか蔑称で呼ばれることもあるが、「日本人だ」と言うと、大人からは好感の眼差しで見られることが多い。
どうしてだろうか?
第二次大戦での原爆の悲惨さ、敗戦から立ち直り見事経済発展したことが評価されているようだ。
日本が中東の発展途上国にODA(政府開発援助)支援していることも知られていて好感を持たれている。
勿論日本の工業製品(車、電子家電、etc.)の優秀性も日本人への好感につながっている。

ただ、「日本人は金持ち」のイメージが定着していて、タクシー(メーターで走らない場合もある)などでは日本人と分かるとボラれることがある。クソー。

写真のように日本のアニメも日本製と知ってか知らずか人気がある。













日本の中古車もよく見かける。
写真は日本の中古遊具。日本語の表示そのままだから分かる。



日本人の勤勉性は世界中に知れ渡っている。
シリアで或る高官に面会した時、次の印象的コメントがあった。
「日本人は毎日10時間も12時間も働くそうではないか、私は勤勉な日本人が好きだし大いに尊敬している。でも、そうはなりたくない」。













2.イラク警察

先日出張でアンマンに滞在していると、同じホテルにイラクのジャージーを着た一団がいた。
「何のスポーツ?」と聞いてみると、何と「柔道」とのこと。私が「かつて柔道をやっていた」と言ったので、お互いに親近感が湧いた。
彼等はイラクの警察官で、「これから日本へ行って講道館で柔道の研修をする」、とのこと。
警察の柔道インストラクターとして研修に行くらしい。
バグダッドを始めイラクの治安未だ覚束ない中、彼等の意外な明るさと責任感の強そうな態度にはホッとした。
イラクの治安回復を祈るばかりである。
















背には誇り高げに IRAQ と書いてあった。





















1.Good luck in Homs !
私がシリアに来たばかりの頃、ダマスカスからホムスへ初めて行く時、バスの乗り方も分からなかった。
バスターミナルに行って切符は買ったものの、表示が数字も含めて全てアラビア語(数字は正確にはインド数字)のため、どのバスに乗っていいのか分からなかった。これと思われるバスを見つけて運転手に「ホムス?」と聞くと、「これではない、○○番の場所へ行け」というらしいことをアラビア語で言われた。よく分からないのでウロウロしていると、そのバスからヒジャーブ(イスラムのスカーフ)を被った若い女性が降りてきて、私をホムス行きの場所まで連れて行ってくれた。彼女は大学生とのことで、「何処から来た?」とか「ホムスへ何しに行くのか?」、「シリアは好きか?」とか色々聞いてきた。彼女に切符の見方とかホムスのこととかを教えてもらって会話が弾んだ。
”男女席を同じうせず”のイスラムの国において、若い女性から話しかけられるとは思っていなかった。親切心に感動した。彼女は自分のバスの時間が来たので、「Good luck in Homs !」と言って去っていった。何と爽やかなことだろう。その日一日中ハッピーなオッサンだった。

写真はダマスカス⇔ホムス間から見える3,000m級のレバノン山脈。(3月中旬)


















写真はホムス在住当時住んでいたアパートのバルコニー。
よく友人を呼んでBBQをした。

シリアの一人当たりGDPは日本の17分の1位(2007年度)だが、物価は数分の1。
シリアの貧富の差は大きいが住宅事情はひょっとして日本よりいいかもしれない。
森林資源が殆んど無いので木造の建物は皆無で、ブロックや石で造られている。


















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