記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。
8.スーク
スークとはショッピング街とか市場のこと。
巨大なものから小さなものまで様々ある。
写真はホムスのスーク。
店は業種別にかたまっている。
写真は野菜・果物スーク。
食料品は安い。
7.アカバマラソン
12月5日Red Sea (Aqaba) Marathonに参加した。
ヨルダンの2大マラソン大会(Dead SeaとRed Sea)の一つだというのに出場者は709人。
フル、ハーフ、10km、4.2kmで競われた。
私はハーフに出場した。
タイムは2時間3分台だったが、当マラソンの公式記録(タイム、順位)がまだ発表されない。
ハーフ男55才以上の部の出場者はたった3人だったので最悪でも3位なのだが・・・。
写真はスタートを待つ出場者と関係者。
山の中の国道をスタートし、ダウンタウンまで。
従って大半は下り坂。
運動不足と体重重過ぎを痛感。
春のDead Sea Marathonもハーフを走ってみよっ。
観光地らしく外国人の参加が目立った。
アカバは夏は灼熱地獄だが、今のシーズンは天国。
アカバマラソン優勝!(*^^)v
その後、何と私がハーフ男55歳以上の部で1位だったことが判明した(2009年2月中旬発見)。タイムは2時間3分16秒だった。
実はマラソン終了後表彰式があり、距離別・男女別の3位までと同年齢別4部門の1位にはトロフィーが授与されたのだったが、私には無関係と思い、重い脚を引きずって家に帰ってしまった。
正式なタイムと順位はマラソン協会のHPにに掲載されることになっていたが、何時まで経っても掲載はなかった。
2月中旬、懲りもせず4月の死海マラソンにエントリーすべく協会のHPにアクセスすると、いつの間にかアカバマラソンの記録が載っていて、そこで”優勝”を発見したのだった。
トロフィーの権利は「開催日から30日以内」だったが、協会に電話して交渉したところ、授与が決定した。発表が遅いのだから当然である。
職場にトロフィーとチョコレートを持って行き、遅ればせながら”優勝”を報告し、皆の祝福を受けた。
写真は優勝証明書とトロフィー。
ナショナルイベント(ちょっとオーバーか)のマラソンでこの平凡なタイムで1位とはアカバ以外ではあり得ないことだろう。
しかしアカバの名誉のため全体の優勝タイムを紹介すると、ハーフ1時間7分26秒、フル2時間24分51秒とそれなりのものではあった。
今回の例で言うと、フル男55+、同女50+、同女40-49は参加者ゼロだった。このクラス次回狙い目かも。次回はフルを走ろうか?規定の5時間以内でゴールし1人であればまた”優勝”、2階級制覇だ、ハハハ。皆さんもどうですか?
左の写真はフルとハーフのスタート。マラソン協会HPフォトギャラリーから承諾を得て借用。
(「中東写真情報」HPで唯一自分が撮った写真ではない)
6.クリスマス
シリアもヨルダンもクリスマスは祝日。
両国ともキリスト教に極めてゆかりが深く、キリスト教徒が人口の各10%、6%を占めているからであろう。
クリスマスのイルミネーションも写真のようにささやかながら飾られる。
キリスト教徒は居住区を決めてまとまって住んでいる場合が多い。
そこには酒屋もあるし、豚肉を売っている店もないことはない。
正月は1日だけ祝日。日本のような特別なムードはない。
またヒジュラ歴の元旦が今年は12月29日になりこれも祝日だが、犠牲祭のような盛り上がりはない。
アラブ人は甘いものが大好きなのでこの時期クリスマスケーキも並ぶ。
当然サンタクロースも出没する。
5.エミレーツ航空
世界の航空会社番付で高評価を博すアラブ首長国連邦ドバイを本拠とするエミレーツ航空。
写真はそのファーストクラス席。
右に見えるスライドドアで仕切られ完全個室となる。ここまでやるのはおそらくエミレーツだけ。
座席はフルフラットベッドになり、パジャマが支給される。
左側には冷蔵ミニバーまであり飲み物が数本入れてある。
中東の航空会社とはいってもアルコール類は飲み放題で至れり尽くせり。
マイレージで簡単にファーストクラスにアップグレードできる。
ところがこのエミレーツ航空が今回のアメリカ発金融危機で窮地に陥り、アブダビに譲渡されるという情報がある。(ドバイ首長国には石油資源は少なく、アブダビ首長国には多い)
更に、ドバイで完成間近の高さ世界一の800mビル「ブルジュ・ドバイ」も融資銀行団が青息吐息となり、資金が滞り工事が中断されているらしい。
今回の危機で原油価格も暴落しているので、産油国マネーに頼るドバイのバブルや如何に?・・・。
右がコンパートメントの仕切り。
ドバイ⇔大阪はヒマラヤ上空を飛ぶので雲がなければヒマラヤ観察ができる。
エミレーツのファーストは個室なので窓を開けて見ていても大丈夫。
この写真(望遠、南側から見ている)の左端に近いニ連座の高峰は世界第三位のカンチェンジュンガ(8,586m)に似ているが・・・?、違うナ。
4.ムスリムの女性
頭からつま先まで黒ずくめのムスリム女性。
この衣装はアバヤと呼ばれる。
後ろを向いている訳ではなくこちらに向かって歩いているところ。
顔も目さえも黒ベールで覆っている”完全タイプ”のアバヤ。
コーラン(アッラー)が「女は長衣をまとえ」と言っているので、殆んどのムスリム女性はそれに従っている。
自分の家の中家族の前ではおしゃれを楽しむらしい。
写真撮影は当然のことながら承諾が必要。殆んど断られる。
アレッポの少女。
子供は写真を撮られることが好きな場合が多く、デジカメを持っていると「撮ってくれ」と言われることもあり、撮った写真を見たがる。
シリアの女性は美人で有名。彼女達もその片鱗をうかがわせている。
服を着たまま海水浴をするムスリム女性。
海水浴でも肌を出すことは決してない。
髪も見せてはいけないので、ヒジャーブと呼ばれるスカーフを常に被っている。
写真はヨルダンの紅海アカバ湾にて。
3.犠牲祭
12月8日はイスラムの犠牲祭だった。
この日は「一神教の父」と呼ばれるアブラハムが息子のイシュマエル(長男だが妾の子)を神に試されて犠牲として捧げたことを記念している。(今から4千年程前の話)
旧約聖書では捧げられた息子は正妻の子イサク(次男)となっているのだが・・・。コーランは旧約聖書の記述と違うところが何個所かある。
イシュマエルはアラブ人の祖となり、イサクはユダヤ人の祖となったという。
この日はヒジュラ歴では12月10日に当り、ハッジと呼ばれるメッカ巡礼の最終日になる。
今年はヒジュラ歴(純粋太陰暦)と太陽暦が極めて近い。
ハッジは毎年各国から選ばれた約2百万人のイスラム教徒が行う。
世界各地でもこの日の朝、ムスリムは正装をしてモスクに集まり祈りを捧げる。
この日、私のアパートの大家は買った羊をポーチに運び込んだ。
アッラーに祈りを捧げた後、喉を斬って屠った。
プロに頼んだので、ものの10分位で皮を剥ぎ内臓を取り出し肉を切り分けた。
この羊はイード(犠牲祭)のお祝いとして親族のディナーで食べられたり、貧者に分け与えられたりする。
羊の血が飛び散り凄惨なシーンだったが、写真のムスリムの少女達は例年のことなので結構平気な顔で一部始終を見ていた。
2.軍事博物館
ダマスカスの軍事博物館にあるソ連製ミグ21。
中東戦争、レバノン戦争等で使われたデルタ翼の戦闘機。
他にも各種兵器、イスラエル軍からの分捕り兵器等が展示されている。
現在の空軍戦闘機はロシア製のスホーイ27やミグ29らしい。
田舎道を陸送されるシリア軍戦車。
たまに見かける光景。
これもソ連製であろう。
1.パウロの回心
写真はオールドダマスカスにあるパウロゆかりの聖パウロ教会。
パウロはキリスト教迫害者だったが一転してキリスト教徒に回心した。その地がダマスカスだった。
「パウロなくしてキリスト教なし」とまで言われる程、回心後キリスト教布教に貢献し世界宗教になる基を作った。
キリストが十字架に架けられてから3年の後、ユダヤ教徒だったパウロはキリスト教徒迫害のため、エルサレムからダマスカスへと向かう。
ダマスカスの手前でキリストの光に当てられ、「なぜ私を迫害するのか!」とのキリストの声を聞き目が見えなくなる。
回心後は”目から鱗がとれたよう”に見えるようになった。この”目に鱗”の例えはパウロからきている、とのこと。(知らんかったー)
その後はユダヤ教徒に追われる身となり、弟子達は逃がすため籠に乗せて城壁から吊下ろした。その城壁を利用して建てられたという聖パウロ教会。
写真の落馬するパウロ像はキリストの光に当てられたシーン。
独特の雰囲気を持つオールドダマスカス。
迷路のようになった通りが多い。
クラッシクカーがよく似合う。