中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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8.ダイビング
私の大家モマニー氏(写真)はアカバのスキューバダイビングの草分けである。
60歳の今でも息子29歳とダイビングスクールを経営し、世界中から来るダイバーに対応している。
昨年、長年のヨルダン観光への貢献により、国王から表彰され記念に車をプレゼントされた。

アカバには同業者は10社あるが、各社とも繁忙しているようだ。
氏は巨費を投じて、コーラルビーチの近くにダイビングのトレーニングができ、26名が泊まれる施設を建設し2009年4月にオープンさせた。
プールは14×7×3m(最深部)である。

私も「ダイビングをやってみないか?」といつも言われるので、アカバにいる内に一度はやってみようと思っている。















今年の夏は時々プールで泳ぐつもり。
4月24日は500mほど泳いだ。




















7.アザーン
アザーンとはイスラム教の1日に5回の礼拝への呼び掛けのこと。
モスクのミナレット(塔)から拡声器で流される。
礼拝はモスクに行ってもいいし、家や職場でやってもよい。
1回目のアザーンは日の出2時間前くらいのしじまに響き渡る。
初めて聞いた時は「何事か!」と思って叩き起こされる感じだったが、慣れると異教徒の我々には子守唄程度になる。

宗派によって多少の違いがあるらしいが、根幹は以下らしい。
アッラーフアクバル(アッラーは偉大なり)
中略
アシュハドアンナムハンマドラスッルラー(ムハンマドは神の使徒なり)
ハイヤーアラッサラー(礼拝に来たれ)
中略
ラーイラーハイッラッラー(アッラーの他に神は無し)

写真のような小さな集落にも必ずモスクがあってアザーンが流れる。









礼拝の方向はキブラと呼ばれメッカの方角となる。
多くのホテルには写真のようにキブラが示されている。



イスラム成立の初期はキブラはエルサレムの方角だったが、アッラーの啓示により624年メッカのカーバ神殿の方角に変更された。(コーラン第2章142節)
















6.魚料理

サヤディーヤと呼ばれる魚料理。
写真は紅海アカバ湾で獲れた鯛が使われている。
ピラフ風ライスは香辛料がきいている上アーモンドスライスがふりかけられ中東の味がする。

サラダはトマト、キューリ、イタリアンパセリ等を細かく切ったもの。

釣り好きのヨルダン人友人が自分で釣った鯛でサディーヤとアラブサラダを作ってくれた。
















アカバ湾で獲れたカツオ。 
→その後、識者の指摘によるとカツオではなくマグロの子どもとのこと。確かにカツオにしては体長が長過ぎる(?)。

カツオはタタキがいいが、アカバの高級シーフードレストランでは魚種によっては刺身にしてくれる。
”サシミ”という単語が通じる。


















ナマズもあるでヨ。
写真はシリア ホムスにて。
ホムスは内陸だから淡水魚ばっかり。
これは魚体が揃っているから養殖であろう。


















5.ラクダ

「砂漠の舟」と言われ活躍するラクダ。
写真はペトラ遺跡にて。

北アフリカから中東はヒトコブでアフガニスタン以東はフタコブ。
掛け合わすとコブは1つになるらしい。


















道で行き会うこともあるが、今時中東(ヒトコブ)には野生のラクダはいないらしい。






















ヨルダンの田舎(写真はタフィーラ)にはラクダ専門の肉屋もある。
首が吊るされているからすぐ分かる。
中東では肉屋は畜種別に分かれている。

ラクダ肉一度食べてみたいものだが、味はイマイチらしい。
写真の尻尾付きフィレなんか一見旨そうではあるが・・・。
















4.地上最低マラソン
2009年4月10日、地上最低マラソン(Run to the Lowest Point on Earth (海抜マイナス400m))と銘打った死海マラソン(Dead Sea Marathon)に参加した。
このマラソンはウルトラ(50km)、フル、ハーフ、10km、4.2km(子供)で競われる。
私は昨年12月のアカバマラソンに次いでまたハーフ(21km)に参加した。

目標”2時間切り”に対して、2時間23分2秒(公式記録)もかかってしまった。
前夜、友人宅でこれ位はと思って、ビールロング缶1本、ワイン半本を飲んだ。いつもの酒量だが、思えばマラソン前夜にしては飲み過ぎだった。(言い訳はよせ!)
14km辺りで、急に脱水症状が現れ、恐らく血糖値も急低下してフラフラとなり、約4km歩いてしまった。それ以前は目もくれなかったバナナが無性に食べたくなったが、以降食べ物はなかった。17km地点でスポーツドリンクがあったので、それを1本飲んでやっと元気を取り戻し、最後3kmはまた走れた。

写真はアンマンの集合場所でのもの。ここからバスでコース別出発地点へ移動する。ゴールは死海中部のアンマンビーチ。全体で約4,000人が参加した。
死海周辺は日中はすごく暑くなるので、スタートは朝7時だったが、そこはヨルダン、7時30分になってしまった。














ゴールの死海アンマンビーチのプール。
向こうに僅かに写っているのが死海。
折角だから死海でまた浮遊体験を楽しんだ。



















3.ウンム・アダーミ山

2009年3月、ワディ・ラム砂漠へ行ったついでに、ウンム・アダーミ山(Um Ad Dami、1,854m)へ登山した。
この山はヨルダン最高峰で、サウジ・アラビアとの国境のすぐ北にそびえる。
砂漠を1時間半ほど四輪駆動車で走って、標高1,300mほどの所から標高差550mを登る。
ベドウィンのガイドが必要だが、1時間半ほどで頂上に着く。

草木は1本もない砂岩(or風化した花崗岩?)の岩山が続く。

















頂上付近からヨルダン側を望む。






















頂上からサウジ・アラビア側を望む。






















頂上。
頂上付近だけ玄武岩(火山岩)と思われる(素人(私)判断)石に覆われている。・・・でもこれも砂岩かナ?
頂上以外は砂岩と思われる。→風化した花崗岩かも知れない。

ウンム・アダーミ山に近いヨルダン南部アカバ近郊の山々は、砂岩に黒いベルトが走っている不思議な山肌(地層)をしている。黒いベルトが玄武岩?(次の写真)



頂上で飲むビールは最高だが、トイレも林もないので後で難儀する。


















アカバの山のブラックベルト。あちこちの山に同様にある。
砂岩層に溶岩が浸入してできた玄武岩層?・・・それはないか?・・・分からない。
地質学者を目指せばよかった。
→砂岩層と思われたのは、よく見ると風化が進んだ花崗岩層であることが後日分かった。中東へ来てから地層や石への興味も急速に高まった。


















2.ワディ・ラム砂漠

ヨルダンを代表する砂漠ワディ・ラム。(ヨルダン南部)
変化に富んだ砂岩(or花崗岩)の岩山と赤砂の砂漠が印象的。
四輪駆動車による砂漠ツアーが楽しめる。




















自然が作った石の橋が何か所かあって上を渡れる。






















小さい石の橋





















サンセットポイントがいくつかあって夕日が綺麗に見れる。
サンライズポイントもある。

圧巻は星空の見事さ。空気が澄んでいて周りに全く灯火がないので夜空が星で満たされる。
満月の頃を避けて行くとよい。
2009年3月に行ってベドウィンテントに泊まった時、天頂から地平線まで落ちる大流星が見れて感動した。3〜4秒間くらいは流れていた。
天空を横切る人工衛星も2つ見えた。
オリオン、冬の大三角、天の川、織姫と彦星、アルデバラン、すばる、・・・天文学者を目指せばよかった。
















野外の焚き火の周りで食べるベドウィン料理が素朴でうまかった。





















1.ガリラヤ湖
イエス・キリストゆかりの地ガリラヤ湖。(別名ティべリアス湖、海抜マイナス210m、周囲53km)
ヘルモン山やレバノンを源流とするヨルダン川はガリラヤ湖に流れ込み更に100km程下流の死海へ流れる。
ガリラヤ湖は死海とは違い淡水湖。
キリストの布教活動はほとんどがガリラヤ湖周辺で行われた。
聖書にはキリストが湖上を歩いて渡った奇跡の話が出てくる。
<現地の小話>
観光客:「遊覧船の船賃が高いナ!」
船頭:「キリストが歩いて渡った湖だからヨ!」
観光客:「こんなに高いから歩いて渡ったのだろうヨ!」

写真はヨルダンのウンム・カイス(Umm Qais)遺跡から霞たなびくガリラや湖を撮ったもの。(2009年3月)
ガリラヤ湖はイスラエル領だが東側湖岸にはシリアとの国境線が通る。












ウンム・カイスからはゴラン高原の向こうにヘルモン山(2,814m)も見える。(望遠、約80km北)
野草咲き乱れる春ののどかなウンム・カイスから白銀のヘルモン山が望める景色は素晴らしい。





















ローマ時代から繁栄していたというウンム・カイス古代都市遺跡。
ローマ時代の影響を受けた都市遺跡にはほとんどに円形劇場(ローマ劇場)が残る。





















ウンム・カイス遺跡へ遠足に来ていた女子高生グループが私に「一緒に写真を撮ろう」と言ってきた。
こんなこともあるもんだ、東洋人が珍しいのだろう。
それとも実は俺はモテ男?or やっぱり人畜無害に見えるから?

じゃー、こちらのカメラでも1枚。










もう1枚イイ?























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