中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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8.クラック・デ・シュバリエ

十字軍が残した城クラック・デ・シュバリエ(Krac des Chevaliers)はフランス語で騎士の城の意。
アラビア語名はカラート・ホスン。
城は保存状態が良く、ヨーロッパ風で美しい。
タルトゥースホムスの中間の山上に位置する。

1031年地元の君主が砦を築きクルド人を定住させた。
1099年十字軍が占拠し、城に改築した。
1271年エジプトのマムルーク朝が攻め、守備の十字軍が降伏した。

2006年秋世界遺産に登録された。













美しい城の全体像を撮れる丘が付近にあるらしい。
そこに行って撮るのを怠ったのが残念無念。





















内部も装飾が施された凝った造りになっている。























城からの眺め。
丘陵にオリーブ畑が広がる。



<Bad News>
2008年9月27日ダマスカスで自動車爆弾テロが発生し、市民17人が死亡、14人が負傷した。
背後関係は不明、シリアは厳格な治安維持を行っているためテロは極めて異例。
とニュースは伝えている。












7.マルカブ城

イスラム軍と十字軍との攻防の城として名高いマルカブ城(Qala'at Al-Marqab)。
タルトゥースの北東の山頂にある。

同じく十字軍時代の城であるサラディーン城クラック・デ・シュバリエ(シュバリエ城)とともに世界遺産に申請されたが、この城だけ遺跡の城内整備が不十分ということで却下されてしまった。






















城からの眺めは最高で、西山麓には農業地帯が広がり無数のグリーンハウスが見える。
その先には地中海が穏やかに広がる。





















バニアスの火力発電所も見える。





















6.アルワード島

シリア唯一の島、アルワード島はタルトゥースの西沖10kmの地中海にある。
午前の順光により空の色も海の色も区別がつかないくらい青い。





















小さな島だが地中海交通の要衡として城跡もある。






















島から遥か60km程南東にレバノン山脈の主峰サウダ山(3,086m、レバノン)が見えた。写真(望遠)の右端。白いのは残雪。
(2006年6月中旬撮影)



















5.サラディーン城

ラタキアの東山中にあるサラディーン城(Qala'at Salah ad Din)。
イスラム軍が十字軍と攻防(奪取)を繰り返し、最後はサラディーン率いるイスラム軍が勝利した城。
2006年秋に世界遺産に登録された。



拡大写真
















レストアが施されている城の内部。
巨大な水槽も残る。




















4.熱帯の花々

ブーゲンビリア。
鮮やかなピンクは花ではなく包葉で、実際の花は包葉の中の小さな黄白色の筒状のもの。右端中央に見える。

3枚の写真は死海にて2008年8月末撮影。


















ご存じハイビスカス。






















アカシア? または合歓の木の一種か・・・?
→友人の調査により鳳凰木(英名:Flame of the forest)と判明。世界三大花木(ジャカランダ、カエンボク、ホウオウボク)の一つとか。




















3.タルトゥース

シリア ラタキアの南、タルトゥースの海水浴ビーチ。
リビエラには及ばないが、地中海の陽光が開放的な雰囲気をつくる。
でもやっぱりムスリムの女性は服を着たまま海水浴をする。




















地中海のシーフード料理が美味しい。
レストランでは新鮮な魚を見て、どれか注文できる。




















2.死海

先週末(8月末)、死海(ヨルダン)で休養。
死海は地球上の陸地で最も低い場所。
写真の海抜表示が-415mなので、湖水面は-425m位。
毎年1m以上低下していて大問題になっている。
このためアカバから紅海の海水を引き込むという壮大な対応案がある。


















死海の塩分濃度は27%もあり、海水(同3.5%)の8倍近い。
強風時、岩にかかった波は写真のように塩の結晶となる。
生物がいないから死海と言う。




















有名な浮遊体験ができる。
腹這いで浮くと、足が水面上にあがってしまい、立とうとしても立てない。
仰向けで浮きながら新聞を広げて読むことができる。
想像を絶する強烈な浮力で面白い。一生に一度は経験してみるべき(?)。

冬でもOK。
夏は暑過ぎる。この日は午後1時で42℃だった。
















死海の泥でパックすると肌がスベスベになる。





















1.ウガリット

シリア地中海岸北部、ラタキアのすぐ北にあるウガリットは、BC15世紀に栄えた都市国家の遺跡で、粘土板に刻まれた世界最古のアルファベットの原型文字が発掘された。
写真は遺跡入口の門。




















この時代にもう下水道もあった。






















石瓶。























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