中東写真情報

記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。

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4.カイロ

写真は古代エジプトの品々を集めたエジプト考古学博物館
カイロに行ったら必見の場所。
8月の暑い最中行ったが、欧米、アジアの観光客でごった返していた。
英仏にあれだけ持って行かれてもエジプトにはまだまだ宝は山ほどある。
ファラオのミイラ、彫像、等々、中には両性具有(神話に登場する?)の大理石像もあったりして驚きは尽きない。
残念ながら内部は撮影禁止だった。
















モハメッド・アリモスク
モスクはアラビア語ではマスジッドと言う。
マスジッドが訛って英語のモスクになったという説だが、アラブ人はモスクと呼ぶのを好まないようだ。
マスジッドと呼ぶと喜ぶ。


















カイロの西、ギザのピラミッドとの間を流れる世界最長の大河ナイル川。
「エジプトはナイルのたまもの」





















カイロも車の排ガスでスモッグがひどい。

中東から日本への航空便で一番安いのは、エジプト航空かアエロフロート(ロシア)。
どちらもサービスの悪さでは定評がある。



→カイロは世界遺産。














3.キリスト洗礼の地

死海の北、ヨルダン川のほとりで、キリストがバプテスマのヨハネから洗礼を受けたといわれる地(バプティズム・サイト)は確定されていないが、推定地がいくつかある。
写真はAD5〜6世紀の人々の推定地で、遺跡になっている。

泉で洗礼を受けたという説もあり、近くにはその泉もある。


















近くのヨルダン川にはテラスが作られていて、観光客で賑わっている。
向こう側にイスラエル国旗も見える。





















リトアニアから来たという団体客の中の一家は、衆目の中、躊躇なく上着を脱いでヨルダン川で沐浴(洗礼?)を始め、頭まで完全に浸かっていた。肖像権を主張されても困るが、これは水着盗撮ではない。キリスト教徒にとっては聖地での沐浴は意義深いことなのだろう。
だれでも沐浴できる。
写真のようにヨルダン川は川幅10mもない。



















死海の東岸の山地には、ユダ王国ヘロデ大王のムカーウェル砦跡がある。(写真)
バプテスマのヨハネは大王の息子を批判して、ここの洞窟に投獄されて殺される。
新約聖書の『サロメのダンス』の件である。
にわか聖書フアン(私)がこんな聖書ゆかりの地まで来れるとは思わなんだ。


















2.ペトラ

ヨルダンの誇る世界遺産ペトラ遺跡(紀元前後)。
日本人が行ってみたい世界遺産の高位にいつもランクされている。
水蝕でできた長い回廊を行くと、突然開けた場所に断崖に彫って造られたアルハズネ宝物殿が現れる。
とても2000年前のものとは思えない巨大さと完成度の高さ。

Petra by Night という夜のツアーがあって、星が降るようによく見える。
ロウソクの灯りの中でアラブ音楽と古典舞踊が楽しめる。
参加者はグループや家族、カップルが多く、1人での参加は侘しかった。
































2000年も昔にどうやって彫って造ったのか不思議。
他にも円形劇場や墳墓群、列柱があちこちに残っている。



拡大写真


































ペトラにはこの世のものとは思えない奇岩の山に広がる遺跡群があり、隈なく回ると3日はかかる。
ラクダやロバツアーもある。
写真は断崖の上で土産物を売る男。
写真では分かり難いが彼のすぐ後ろは千尋の崖。


















正装したベドウィンの女の子。
絵葉書を売っていた。

「写真撮るならチップくれ」。
結構稼ぐのではないか。


















不思議な色彩の岩も多い。
科学心もくすぐられる。
























1.ゴラン高原

ゴラン高原は元々シリア領であるが、1967年の第3次中東戦争により大半をイスラエルが占領中。
最近(2008.4月末)トルコの仲介により返還交渉が持たれたが決裂。
日本の自衛隊が国連PKO(平和維持活動)として駐留している。
兵力分離地域は依然として戦争時の地雷だらけとのこと。
シリア在住日本人は、国連PKOの自衛隊活動紹介日に見学できる。
その日は自衛隊による柔道・剣道の演武があったり、模擬店等が出される。
”海軍カレー”が辛口で美味しかった。
写真はゴラン高原国連PKO駐屯地入口。















自衛隊の柔道演武。
コンクリの上に薄いマットでは可哀想だった。





















自衛隊員によるヒョットコ踊り。
他国PKOも飛び入り参加。





















国連PKO駐屯地には日本バー富士があった。
他国PKOと交流を深めているらしい。





















ゴラン高原はシリア南西部、アンチレバノン山脈の最高峰ヘルモン山(2,814m)の南に位置する。
冬のアンチレバノン山脈は雪景色となる。
ゴラン高原の殆どの地域は観光客は行けない。

ゴラン高原には「叫びの谷」と呼ばれる場所がある。
シリアの村がイスラエルにより分断されていて、シリア側、イスラエル側の住民は連絡のため、毎日許された時間に谷を挟んで拡声器で連絡を取り合う。
夏行った時(自衛隊の活動紹介日)、状況とは裏腹に美しい高原景色だったが、残念ながら撮影禁止だった。















ゴラン病院の跡。
当時の激戦の様子が残る。





















ゴラン病院遺構。























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