記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。
７．イスラエル博物館
エルサレム新市街にあるイスラエル博物館。
写真の建物は死海文書館で、クムラン洞窟で発見された死海文書が入っていた壺の蓋をイメージしている。
炎暑のため屋根に散水している。（9月中旬）
死海文書はヨルダンのアンマン考古学博物館にも展示されている。
バイブルランド博物館。
イスラエル博物館の前にある。
聖書に関する多彩な展示があるらしいが、訪問時休館日だった。
国会議事堂。
イスラエル博物館のそばにある。
ロスチャイルド家（ユダヤ人で世界の金融王）の寄付により1966年建設された。
イスラエルは首都をエルサレムとしているが、中東戦争以前その一部はヨルダン領であったため世界は認めておらず、諸外国の大使館はテルアビブにある。
６．ダビデとソロモン
旧約聖書の英雄ダビデの像。
マリア永眠教会の横に建つ。
近くにはダビデの墓と言われるものもある。
ダビデは若い頃ペリシテ人の巨人ゴリアテとの格闘に勝利し、後、古代イスラエル王国第二代の王となる（BC10C）。
竪琴が得意だった。
古代イスラエル王国第三代の王ソロモンとシバの女王の面会の画。（聖墳墓教会）
ソロモンは知恵にすぐれ、通商で巨利を得てエルサレム神殿を造営し、ソロモンの栄華とうたわれた。
シバ（イエメン？orエチオピア？）の女王はソロモンの評判を聞き会いに来て、子を設けたとの説。
ソロモンはダビデとその忠臣ウリヤの妻バティシバとの間にできた子。
ということは、十戒に反するけど・・・？？
神の怒りをかってダビデとバティシバとの間の第一子は神に殺された（旧約聖書）。
ダビデはウリヤを戦死させバディシバと結婚し、ソロモンが生まれた。
聖書のストーリーは凄過ぎる。
５．教会群
主の泣かれた教会。
キリストが自分の滅亡を予言して泣いたと言われる場所（オリーブ山）に建つ。
鶏鳴教会。
キリストの予言どおり、弟子ペテロが鶏が鳴く前に三度「イエスのことは知らない」と自らの保身のため官憲に嘘をついたという場所に建つ。
マリア永眠教会。
キリストの母マリアを祀っている。
エルサレムには他にも、マリアの墓の教会、主の祈り教会、洗礼者ヨハネ誕生の教会、等々聖書に因んだ場所に建つ教会が多数ある。
４．ドロローサ
ドロローサとはキリストが十字架に架けられる前の最後の歩みのこと。
その歩いた道のりと言われているルートがエルサレム旧市街に残っている。
キリストが十字架を背負わされ、最初に倒れた場所にはモニュメントが作られている。
キリストが被せられた茨の冠の茨の木。
キリストが触れてへこんだという石。
簡単に石がへこむなんて・・・、聖書の世界も神話の世界と同じなんだナ。
巡礼者はキリストの苦難を偲んで十字架を運びドロローサを辿る。
エルサレム旧市街はローマ帝国の侵攻、十字軍とイスラム軍との攻防により破壊が繰り返されたため、実際キリストが歩いた道の殆どは現在の地面の数メートル下にあるのだという。
３．ムスリムの祈り
エルサレム旧市街ラマダン明けの祈り。
老若一緒だが男女は別々に行われる。
ここでは観光客が礼拝を写真撮影することが許されていた（制止はされなかった）。
イスラエルだから？
神殿の丘を埋め尽くすムスリムが集まり、メッカの方向に向かい、
整然と規定の回数行われる。
右は監視するイスラエル警察官。
２．ムスリム地区
エルサレム旧市街はムスリム、キリスト教徒、ユダヤ人、アルメニア人の其々の地区に分かれている。
ムスリム地区は北東側にある。
写真は旧市街外側からムスリム地区に通じるダマスカス門。
イスラエル軍が厳重な警備をしている。
ムスリム地区の様子。
お祈りのため神殿の丘へ向かうムスリム達。
お祈りが終わって、商店街は帰る人々でごった返す。
１．最後の晩餐
キリストが弟子達と最後の晩餐をしたと言われる場所。
現在の建物はその場所に十字軍によって建てられたのもの。
最後の晩餐の場所と言われる場所は他にもあり、写真は聖マルコ教会。
ここは福音書（キリスト言行録：新約聖書）を書いたマルコの家だった場所で、最後の晩餐はここで行われたとも言われている。
聖マルコ教会の最後の晩餐の画。