記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。
8.昇天教会
オリーブ山頂に建つ昇天教会。
復活したキリストが40日後に弟子たちの前で昇天した場所を記念して4世紀に建てられた。
その後十字軍が礼拝堂としたが、現在はイスラムの礼拝所になっている。
内部にはキリストが昇天する時についたという足跡が残る。(中央下部の囲いの中)
天に昇るというと、日本のかぐや姫や羽衣伝説のお伽噺を思い出すのだが・・・。
7.マグダラのマリア教会
キリストと縁の深いマグダラのマリアと、ロシア皇帝アレクサンドル3世の母マリアを記念して、アレクサンドル3世によって建てられた。
ロシア建築様式のロシア正教会。
ダン・ブラウンの小説「ダ・ヴィンチ・コード」でマグダラのマリアはキリストの伴侶説が紹介され、小説、映画両方が大ヒットしたことは記憶に新しい。
エルサレムのキリスト教関係施設はどこも観光客(巡礼者?)が多い。
6.オリーブ山
エルサレム旧市街の東隣りにあるオリーブ山(標高825m)。
オリーブ山の中腹、写真中央にゲッセマネの園、その右上にマグダラのマリア教会が見える。
エルサレムの案内板はヘブライ語(上)、アラビア語(中)、英語で表示されている。
ヘブライ語、アラビア語は右から左に書く。
5.ゲッセマネの園
キリストの祈りの場所だったゲッセマネの園。
最後の晩餐の後もここで祈った。
写真はゲッセマネの園にある万国民の教会。
古いオリーブの木。
古来からこの辺りはオリーブ園だったという。
ゲッセマネとはヘブライ語で油絞りの意。
万国民の教会内のキリストと弟子の宗教画。
4.岩のドーム
エルサレムのシンボル岩のドームがある神殿の丘へ イスラム教徒以外が行くには、嘆きの壁の横 写真の中央に写る回廊(モロッコ門)から入るしかない。
イスラエル軍の検問が厳しい。
私が行った時はラマダン休暇のため異教徒は入れなかった。残念!
ムハンマドは生前、天使ガブリエルとともにメッカのカーバ神殿から空を飛んでエルサレムに来て、更に天国へ行ってアッラーやキリスト等に会ったという。
そのムハンマドが昇天した聖岩の場所に建つのが岩のドーム。
岩のドームはウマイヤ朝のカリフによって691年建てられた。
オーストリアン・ホスピス(主には巡礼者を対象にしたホテル)屋上からの岩のドーム。
右手前はアルメニアカトリック教会。
オリーブ山から。(望遠)
オリーブ山ユダヤ人墓地の塀の上を歩く少女と岩のドーム。
中央に旧市街を囲む城壁が見える。
3.聖墳墓教会
キリストが十字架にかけられたという場所に建つ聖墳墓教会。
キリストが磔にされた後、降ろされ、洞窟に葬られるまでを描いた壁画。
十字架から降ろされたキリストがこの上で香油を塗られたという大理石。
キリストの墓。
キリストが葬られた洞窟のあった場所だという。
キリストの墓にお参りしようと順番を待つ大勢の人々。
東欧からと思われる巡礼者一行。
2.嘆きの壁
エルサレム旧市街、ユダヤ教徒が祈りを捧げる嘆きの壁。
イスラエル王国全盛の頃BC10世紀に建てられたソロモンの神殿(エルサレム神殿)をヘロデ大王がBC19年改築したが、AD70年ローマ軍に破壊された遺構の壁。
壁は石灰岩でできている。
ユダヤ人は神殿の破壊を嘆き、メシア(救世主)の来臨を祈っているのだとか。
屋内の壁でも熱心な祈りが行われていた。
観光客がカメラを向けても嫌な顔一つしない。
祈りに熱中しているため完全無視?
観光資源の意もあるのか?
嘆きの壁を含むユダヤ教の聖地神殿の丘に、イスラム教のシンボル岩のドームが燦然と輝いている。これはこの地が長いイスラムの支配下にあったことを物語っている。
1.エルサレム
エルサレム旧市街を囲む城壁。
旧市街は写真の城壁の左側。
旧市街と城壁群が世界遺産になっている。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史的施設の多くが旧市街に存在する。
城壁の外側を歩く正装のユダヤ人。
ヤッフォ門(右)と旧市街。
ヤッフォ門近くの旧市街。
旧市街は周囲4km程の城壁で囲まれている。
旧市街に入ると、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教其々の聖地として、民族と宗教が抗争を繰り返した歴史がひしひしと伝わってくる気がする。
ダビデ通り。
巡礼地、観光都市であるエルサレム旧市街の通りにはどこも土産物店が軒を連ねる。
中央上部が聖墳墓教会が建つゴルゴダの丘。