記載が新しいものほど上になり、撮影時期・場所は順不同です。
7.ホムス(2)
2009年6月上旬シリアを訪問した。
懐かしのホムスも訪問。
この時期サクランボ、イチゴ、アンズ、桃等の果物が旬だったので満喫した。
ホムスは農業地帯で果樹栽培も盛んなため果物は新鮮で美味く安い。
シリアに居たある若い日本人女性はサクランボを1シーズン自分の体重と同じ45kgを食べたとか。(ホンマかいな?)
桑の実もシーズン真っ盛りだった。
値段は1kg約25円と考えられない安さ。
一粒一粒収穫する農家の苦労を思うと可哀そうになる。
私の子供の頃は日本でも養蚕が盛んだったので、桑の実は自分で取ってよく食べた。
昔シルクロードを通って中国の絹が西にもたらされたが、今ではシリアにも養蚕があるとのこと。
ホムスでは私が居た約2年前には無かった電動アシスト自転車(中国製)が急速に普及していた。
6.ダーナ自然保護区
タフィーラの南約30kmにあるダーナ自然保護区の奇観。
ここには野生のオオカミもいるらしい。
トレッキングコースもある。
今回はワディ・ハサの帰りにキングス・ハイウェイを通った時見えたので写真を撮っただけ。
望遠にて。
5.タフィーラ
ヨルダンの山間地帯を南北に走るキングス・ハイウェイ(王の道)沿いにある田舎町タフィーラも景色が美しい。
山に木が少しでもあるということは、アカバと違って多少雨が降るということだろう。
純朴な少年達。
アカバのガキみたいに東洋人を「アリババ」と呼ばないところがいい。
付近の豊富な石灰石を利用してセメント工場が稼働している。
4.ワディ・ハサ(3)
石灰岩層から滴る水は鍾乳洞に見られるような鍾乳石を形成していた。
峡谷の上の段丘では、ゴムパイプで水を引き、トマトが栽培されていた。
ワディ・ハサへの起点となる町タフィーラで見かけた玄武岩の柱状節理。
ワディ・ハサ付近で見かけた、石灰岩層の上にある玄武岩(or安山岩?)層。
ワディ・アフラからワディ・ハサのトレッキングは多少の装備が要り、危険も伴うため誰でもできる訳ではなく、我々も完遂はできなかったが、私にとって今までのヨルダン巡りの中では出色の経験であった。(蚊に刺されはしたが)
3.ワディ・ハサ(2)
戻る途中、自墳温泉発見。
底からこんこんと温泉が湧いていた。
飲んでみると鉄分の強い味がした。
もちろん入浴(朝風呂)。湯加減最高、極楽〃。
酷暑の中登りはきつい。
服のままザッブーン。気分爽快、極楽〃。
峡谷遡上は難しい部分もあるので、ベドウィンの道と思われるダートに辿り着き一部はこれを遡上。
アフリカ大地溝帯の東側にあるワディ・ハサ峡谷は太古の地層が露出していて、土砂、砂岩、礫岩、石灰岩、玄武岩、花崗岩(もあるかな)、等で成り立っている(と思われる)。
やっとのことで、ワディ・アフラ峡谷の上の自動車道に到達。
前日下った峡谷を見下ろす。
2.ワディ・ハサ
ワディ・アフラ(アフラ川)はハママート・アフラ(アフラ温泉)の下流3〜4kmでワディ・ハサ(ハサ川:本流)に合流する。
写真の右の流れがアフラ川、左がハサ川。
1泊目のテントポイントで川魚をフライにしているグループに遭遇。
投げ網でマス系と思われる魚を捕えたり、空気銃で鳥を捕えたりしていた。
一緒にディナーといきたかったが、我々は酒を飲むため合流せず。
我々にフライ魚を一匹恵んで?くれた。美味!
ノンムスリムの我々の場合、酒無くしてのトレッキングは有り得ず、そのため重いビール、ワイン、ウイスキーを3日分持参。
正直私の場合、ビールを飲むためトレッキングしていると言っても過言ではない。
ところが飲酒でバチが当たった?のか、夜は蚊の猛攻に遭った。頼みの蚊除けスプレーが殆ど効かず、25ヵ所も刺された。・・・蚊のヤロメー。
人間なんか殆ど行かない峡谷だから、ご馳走に対して根性(死語?)のある蚊達だった。
2日目早朝、砂岩峡谷。
支流が合流する度に川の水量が増し、流れに身を任せて下るしかないポイントが出てきた。
我々は荷物の防水対策に一抹の不安があったので、迂回路もないことから残念ながら2日目にここで川下り断念。(夜はしつこい蚊もいるし・・・)
約8km上流の出発点ハママート・アフラへ戻ることにした。
写真の花は夾竹桃。峡谷全体に咲いていた。
サーフィのロト遺跡訪問は別の機会にしよう。
1.ハママート・アフラ
2009年5月下旬ヨルダンの連休を利用して、峡谷ワディ・ハサ(Wadi Hasa、ハサ川)下りのトレッキングに挑戦した。
ワディ・ハサは死海南東部の台地から死海南部サーフィへ伸びている。
2泊3日のトレッキング予定部分の峡谷は長さ24km、高低差500m程であろうか。
支流ワディ・アフラ(Wadi Afra、アフラ川)の源流には、ハママート・アフラ(Hammamat Afra)という温泉が湧いている。(写真)
ワディとは涸れ谷のことで、冬の雨季以外水は流れないことが多いが、ここは温泉水が年中流れている。ハママートとは温泉(複数形)のこと。
日本とはかなり違うが温泉場独特の雰囲気が感じられる。周りの景色が凄いから秘湯ムード満点。
峡谷下りの前に先ずここで入浴。
入浴料ヨルダン人140円、外国人700円。
要下着着用。
浴槽は温度別に数槽に分かれていた。
入浴後峡谷下り開始。
トレッキング同行者はヒマラヤニストなので安心。
アフラ川には所々で別の温泉(50℃位か)が流れ込んでいる。
従って川の水温は高く、40℃近くあろうか。
滝があれば横を迂回する。